「株式学習ゲーム」をしてみた
「チョーク&トーク」からの脱却。
「主体的・対話的で深い学び」を目指して奮闘しています。
中3公民の授業。
生徒にとって、株式という遠い世界のものをどうして身近に感じてもらえるか悩んでいたときに、「株式学習ゲーム」なるものを発見。
登録・準備は簡単で、すぐ始められた。
これ、企業名がリアルで、かなりオーセンティックな教材。オーセンティックな教材であるから、生徒のこれまでの知識(「株式」という単語だったり、実存する企業名だったり)を信じて、何の事前学習もせずに、「とりあえずやってみよう」でやってみた。
すると、やはり知っている企業名で株の購入をしている。
(でも、オーセンティックさゆえに、かなり興味関心が高い!!)
しばらくしてから、「でさー、そもそも株式って何なのさ?」「株主総会って?」「配当金?」みたいなインプット活動をした。そのあと、またしばらくわちゃわちゃと株の売り買いをさせていると、元手の1000万を高めるグループと減らすグループが出てくる。
そこで、「株式の変動要因」についての議論をさせ、発表!
そこからの関連事項で、「為替の話」「国際情勢」などに話が飛び火できた。
何度か出てきた「オーセンティックな教材」であることの重要性。大事だな、と痛感。
そして、生徒たちの生活空間に学びがつながっていること(生徒たちに直接的に株式は入り込んでいないが、見聞きしてきた情報としてつながっている)って、学びを深めようとするエネルギーに必ずつながる。